キリンビール(以下、キリン)は8日、月額会員制の生ビールサブスクリプションサービス「キリン ホームタップ(以下、ホームタップ)」を今春より本格展開すると発表。2021年末までに、2万人の会員数を5倍の10万人に増加させることを目指す。
キリンが生ビールのサブスクを本格展開へ
ホームタップは会員の自宅にビールを月2回定期配送して、専用ビールサーバーを使って生ビールを提供するサブスクリプションサービス。
もともと2017年6月に開始したが、ビールの製造が追いつかなくなる恐れから、同年秋ごろより一時的に申し込みの受付を中止していた。当時の料金プランは月額2,900円(税抜)で専用ビールサーバーをレンタルし、月額4,000円(税抜)で4リットル分の特製ビール「一番搾りプレミアム」を工場から直送してくれるものだったが、「1万5,000人待ちのサブスク」として話題を集めていた。
2020年はご存じのとおり、新型コロナウイルスの流行により行動様式が大きく変化した。自宅で過ごす時間が増えたことで家飲みニーズが高まっている中、キリンによれば、ビールサーバーの供給体制などサービスの基盤が整ったことを受け、本格展開に至ったという。

配送対象となる銘柄は定番の「一番搾りプレミアム」のほか、季節や旬にあわせて限定ビールを毎月3、4種から選べる。
ホームタップ公式サイト:https://hometap.kirin.co.jp/ にて受け付け中。2021年3月下旬からはコールセンターでの受付も開始予定だ。
利用料金・価格体系
本サブスクの料金は次のとおり。
<月4リットルコース>(税込)
月額費用8,250円~
内訳:基本料金3,190円+ビール料金5,060円~(1リットル×2本セット×月2回)
<月8リットルコース>(税込)
月額費用1万2,430円~
内訳:基本料金3,190円+ビール料金9,240円~(1リットル×4本セット×月2回)